不動産投資・賃貸経営のリスク
不動産投資、賃貸経営は、リスクとリターンのコントロールが成否を分けます。
この不動産投資、賃貸経営は、多くの方が、数多く繰り返しているので、ある程度体系化されている部分もあります。
下図は、入口である取得、保有期間の保有・運用、出口である売却までのリスクをまとめたものです。
取得と保有・運用の期間のリスクが多く、特に保有・運用期間のリスクが多いことが分かります。
ただし、事前に調査、準備、経営上の運用でカバー出来る点も多くります。
コントロールできるリスクの多くは、下図の入り口である初期投資額、保有期間である途中の損益の部分はコントロールが出来る部分が多いです。
つまり入口と保有期間のリスクのコントロールは経営の要素が強いです。
売却時の売却価格を左右する相場は個人がコントロールすることは不可能です。
その為、相場の動きの価格変動リスクに備えて、
・ 投資のタイミングを考慮する
・ 保有期間に営業純利益(NOI)を上げる施策をする
・ 売却時の還元利回り(Cap Rate)にマイナスの変動があっても対応し得るシナリオを自分の中で作る
などを行っておく必要があります。